タイル先付けプレキャストコンクリート工法の課題と対策

1 はじめに

PCSAでは過去に「昭和53年宮城県沖地震」「平成5年釧路沖地震」を初め、「平成7年兵庫県南 部地震」「平成16年新潟県中越地震」「平成17年福 岡県西方沖地震」など、震度6以上が観測された大地震時に、協会内に被害調査団を組織し、プレキャストコンクリート・カーテンウォールの被害状況を調査、その結果を「PCカーテンウォール被害調査報告書」としてまとめてきた。

本報では、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」における、プレキャストコンクリート・カーテ ンウォールの被害調査結果の概要について報告する。

 

プレキャストコンクリート・カーテンウォールの層間変位対応技術の変遷について

PC板を外壁面に採用する構法は、昭和40年代に入って普及し始めた。その初期においては、RC造の建物に採用される例も多く、現在のような耐震性能は求められてはいなかった。

同じく昭和50年頃は、PCカーテンウォールの層間変位を具体的に模す実大試験が行われ、そこで得られた知見やデータをもとに、層間変位追従方式としてのスウェイ方式やロッキング方式が、一般的な知識として定着していった。

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