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カーテンウォール構法は、1950 年代のアメリカにおいて超高層ビルの発達と共に確立されました。1960 年代に入って、日本でも高さ制限の撤廃による建物の高層化の時代 に入ると共に、盛んに技術導入が成されました。
富山第一生命ビル(昭和39 年)
これがPCカーテンウォ-ルの構法技術にも反映され、1964(昭和39)年、層間変位を考慮した初期のPCカーテンウォールが施工されました。 当時のPC版の表面仕上げは、洗い出しや小叩きといった礙石仕上げや、打ち放し仕上げが主でした。
その後、タイルや本石を打ち込む、あるいは表面に塗装を施すといった、ビルのファサードを彩る多彩な仕上げ技術の発達と共に、数多くの実績を残してきました。