神保町三井ビルディング

神保町三井ビルディング
●所在地
東京都千代田区神田神保町一丁目
●竣工時期
2003年3月
●規模
延べ面積/88,648.82m²
地下3階/地上23階
高さ/108.3m
●PC仕上げ・仕様
花崗岩打込み
●設計
株式会社 山下設計

"住み続け、働き続けられるまちづくり"を事業コンセプトに、神保町に豊かな賑わいを広げる再開発プロジェクト、「ジェイシティ東京」。良好な都市環境の形成を目指して、東・西・北の3街区に整備統合化した再開発エリアの中で、東街区に位置する「神保町三井ビルディング」は、高度情報化時代の多様なテナントニーズに応えるフレキシビリティと拡張システムを持ち、あわせてグローバルスタンダードに適合するオフィスの創造を目指したものである。 神保町のランドマークとなるファサードデザインは、明日へと向かう上昇感をイメージした縦ストライプデザイン、空を背景に象徴的な存在感を表すスカイラインデザイン、街の賑わいを演出する低層部街並みデザインなどの共通デザインテーマを全棟に展開することによって、再開発建築群としての一体感を表現している。

そして、神保町三井ビルディングにおいては、ライトグレー色の花崗岩打込みPC版による列柱と、クリアな印象のガラス面による構成をベースに、シャープなディティールデザインを追求することによって、先進オフィスとしての端正な表情の創出を図った。また、45度の角度に振った櫛型クラウンを列柱頂部に設けることによって、遠方からも印象的な陰影を持つスカイラインを形成すると共に、低層部には街の賑わいに相応しい色彩と肌合いを持ったベージュ色の花崗岩を使用した。

列柱を形成するPC版は、頂部などの立体的な面の切り換え部分や、自動清掃ゴンドラレールの設置部分をはじめ様々な箇所について、アルミカーテンウォールとの納まりを含めて総合的に検討し、水密性、メンテナンス性、防汚性などに確実に対応でき、かつデザイン的にも優れたディティールの採用を図った。

株式会社 山下設計
山下 稔

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