北農ビルJAパーキング

北農ビルJAパーキング
●所在地
北海道札幌市中央区
●竣工時期
2001年9月30日
●規模
延床面積/31,843m²
地下2階/地上20階/塔屋1階
高さ/93m
●PC仕上げ・仕様
磁気質タイル打込み
●設計・監理
日建設計・道日建・北農設計共同企業体

北農ビルは札幌駅南口の絶好の場所にあります。札幌に訪れる人たちが最初に目にされる好位置にあります。この北農ビルは北海道農業の総本山として計画をされ、「農業は水と光と土」をテーマに「北海道の農業」をこの建物の外観とインテリアに写しています。頂部の西側正面の庇は「天からの恵の雨をいただく器」を表わし、その豊かな恵の雨の雫が頂部の器を溢れ、大地に落ちて弾む躍動の様を「ガラスのピラミッド」のモチーフにしています。大地に弾んだ恵みの雨は「滝と清流」に姿を変え大地にかえります。札幌駅の南口の優良再開発事業として計画され、隣接するJAグループの2つの建物と壁面線を揃え、公開空地を連続させ、この街区の景観の調和に配慮しました。「大地に根ざした力強さ」のイメージを骨太な骨格に、「大地との対話」を外装の土もの煉瓦タイルに投影し、北海道の大自然の風合を外観に表現いたしました。さっぽろ駅・地下街コンコースと接続し、市民の利便性にも寄与しています。

環境時代・21世紀にふさわしい省エネルギー・低負荷のオフィスビルをめざしています。負荷の抑制のためLo-eガラス、高断熱サッシの採用をしました。積雪寒冷地の地域性から自然エネルギーの活用として、自然換気装置を組み込んだサッシを開発し、自然通風を利用し中間期の冷房削減(ナイトパージ)を試みています。

株式会社 北海道日建設計
亀井 昭

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