パシフィックセンチュリープレイス丸の内ビル

パシフィックセンチュリープレイス丸の内ビル
●正式現場名
(仮称)パシフィックセンチュリープレイス
丸の内ビル新築工事
●事業主
パシフィックセンチュリーグループ/
JR東日本
●建築主
レールシティ東開発
●所在地
東京都千代田区丸の内1丁目
●着工~竣工
1999年8月5日~
2001年11月20日
●規模
延床面積/81,751.97m²
地下4階/地上32階/塔屋1階
建物高さ/最高高さ149.8m
●PC仕上げ・仕様
花崗岩打込
●設計・管理
PCP共同設計室(日建設計+竹中工務店)

(仮称)パシフィックセンチュリープレイス丸の内ビルは、東京駅八重洲南口に建設される地下4階地上32階建の超高層オフィスビルであり、地下・低層部には高層部荷重の1/2以上を支えるスーパーストラチャーフレームがある。これは、地下20mから地上35mまで立ち上がる直系3.4m、最大板厚100mmのCFT柱4本とそれらをつなぐ梁せい6.0m、梁幅2.0m、最大板厚90mmのBOX梁4台で構成される。

外装は透明度の高いガラスカーテンウォールで構成されているが、北面の一部は花崗岩打込み等圧工法PC版を採用している。

本磨きとあって打込み精度、取付精度を重点管理項目とし、その結果ガラスに劣らない輝きを出すことが出来た。また側列のPC版端部は外R形状となっており、中列のPC版は545mmセットバックさせ、端部を内R形状とし立体観を醸し出している。このPC版はまさに建物の背骨のような存在に見受けられる。

そして建物外周(床)には、跳出し先端スラブPC版も採用しており、現場打ちでは困難である上裏の勾配且つR形状を製作することが出来た。

今後、東京駅周辺におけるランドマークタワーとして、人びとの目を引くことになると思われる。

千葉 周

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